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初伊豆磯ヒラ

6月8日

22時過ぎに家を出て南へと向かう。
週末に有ったうねりが火曜まで残るとは思えずに居た中、上手い具合に月曜休みが取れた。
1日でも早ければ可能性は高くなるはずと、昼間に有ったバーベキューでもアルコールは取らずに耐えた。
残り1ヶ月、遠距離では何度も訪れる事は出来ない。。
なんとかフィールドに出てチャンスを拾いたいと思いながら車を走らせた。

車の流れが早く、休憩をとらなかったせいも有り、予定よりだいぶ早く目的地に到着した。
先行者の車は無く、とりあえずエントリ―しやすい状況にほっとする。
車の窓を開けると、風に乗って波が砕ける音が聞え、多少のうねりが有る事が判る。
良い条件に恵まれたいものだが、与えられた条件でやるしか無いのはみな同じ。
チャンスが訪れる事を願いながら仮眠を取った。

2時半過ぎに起床して、タックルの準備に入る。
うねりが入って居ないようだったら、暗いうちが勝負と早いタイミングから投げ始めようと思って居た。
今の自分の経験では凪った海からヒラスズキを引き出すだけの技術と知識は持って居ない。
サラシが広がって、誰でも釣れるような条件で無ければヒラをキャッチする事は出来ないと思って居る。
簡単に準備を済ませて、3時に磯場へとエントリーを開始した。

何度目かの磯場をライトで照らしながらポイントへと向かう。
ウェーディング時のエイ対策として買った200ルーメンのハンドライトが役に立ってくれて居る。
海は左手方向からうねりが入り東側ストレッチからは良い感じにサラシが出て居た。
南方面遠征3度目の今回が一番条件が良い事は間違い無く、期待に胸が躍る。

目的の磯場へと近づくと突端のポイントには何処から来たのか先行者が居た。
一瞬、狭いポイントでのバッティングは避け移動も考えたが、前回や前々回に比べれば突端以外も状況は良く、少し戻って手前側のサラシ何箇所かをを狙う事にした。

時折セットで入って来たうねりがスリットからなだれ込み、戻る波がサラシを広げて行く。
極端荒れて居る訳ではないが、うねりは十分入って来て居る。
ランディングまで考えるとヒラ初心者の自分には理想的な状況を感じる。
やっとチャンスが来たのかもしれない、そう思った。
この条件なら、朝マズメに時合いは来るはずだと思い暗いうちは無理に投げず、白々としてくるのを待つ事にした。

視界が効く様になってからキャスティングを開始。
大きなうねりに合わせて最初はさらしの中をリトリーブ。
押さえた速度でバイトに集中するが反応は出ない。

居ないのか?
サラシの中で反応が出なかったのでサラシの外からルアーを引いてくるとサラシの際でヒット!
が、エラ洗い一発フックアアウト!
バイトにしっかり合わせたから、ルアーが吹っ飛んできた。
ヒラ?マル?
今一つ見えず
伊豆方面で初めて出たシーバスからのコンタクトだが、気持ちは不思議な位落ち着いて居た。

間合いを置きながら投げ続けるが反応が薄いので別のサラシを打つ。
スリットから払いだしてサラシが広がるのにタイミングを合わせて投げるがこちらも反応が出ない。
同じサラシでも違うラインを通せば反応が出るかもと投げた1投目。
磯際で引き波に乗せてステイさせたルアーにヒットしてきた!
大した引き込みではなかったので一気に浮かせて予定して居た場所へ抜きあげた。
すぐにグリップを掛けて確保成功!
そして、小さくガッツポーズ!
伊豆磯初のヒラは55cmのフッコサイズだった。
初伊豆磯ヒラ_e0066115_20253233.jpg

釣れるときには釣っておくべき!
釣れたヒラフッコはストリンガーで潮だまりにキープしてすぐに再開。
時合いが終わるまでの間は、貪欲に次への1尾を目指し続けた。

時間の経過とともに潮位は下がり、うねりも小さくなって、そしてバイトが遠のいていった。
最終的には、10数バイトを拾い、キャッチは3本。
フックアップしたものはすべてランディング出来た。
初伊豆磯ヒラ_e0066115_20371945.jpg

今回はヒラスズキがしっかり反応してくれたので、ルアーに対する反応や、根の形状に対するヒットゾーンなど釣らなくては判らない事を沢山情報として得る事が出来た。
次へと続く釣行に成った事は間違い無いと思う。
ただ、ヒラスズキを追いかける釣りはまだ始まったばかり、奥深い世界のほんの1パーセント以下を覗いた程度だろう。
この先、いったいどんな出来事が待ち受けて居るのかと思うと、出た結果よりもそちらの方が胸躍る事では有る。
チャンスに恵まれた事に感謝しつつも、気持はすでに次の釣りへと向かって居た。
by uniglobe1 | 2009-06-08 23:59 | 釣り
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