ネクサスデビュー戦

21~23日の3日間連続で仕事前釣行した。
睡眠不足は流石にきつかったが、無理をした割には状況は好転しなかった。

とはいえサバは好調に釣れていた。
シーバスを狙ってあれこれと試すがサバがヒットして来てしまう。
大型のマサバは非常に脂が乗っているので食材としては最高なのだが、釣りたいのはやはりシーバスだ。
遙か沖でのエラ洗いは堪らない物がある。
好き嫌いはは有るかもしれないが、この釣り場は最高のゲーム性を持っていると自分は思っている。

少し前に釣れていた沖を回遊する体格の良いシーバスは殆ど見かけなくなり、変わって明らかにアフターだと判る体型をしたシーバスが数多く釣れている。
中には肛門が赤く成ったままのシーバスも居て、こんな時期でも産卵しているのだろうか?
反応するルアーやアクションもだいぶ変わった様だ。

状況が好転しないまま週末はやって来たが、好転した場所もあった。
伊豆半島でのヒラ狙い。
ミクシィの仲間内がランカー含みで、磯にエントリーした全員がキャッチして来た。
自分はよく判らないで居たが、伊豆ヒラ開幕宣言は既に出て居た様だ。
最初に入ってくる群れが大きいのはマルでも他の魚種でも変わらないだろう。
良いタイミングをまさに捉えたあっぱれな釣りである。

自分も遅ればせながらではあるが、8月の湘南サーフでのイカパターンが開幕するまでは、伊豆方面に足繁く通い、ヒラスズキを狙って行こうと思っている。
準備と下調べはだいぶ前からしてはきている。
磯で釣れるヒラスズキが全てとは思わないが、ドラマはきっと其処にあるとは思う
自分が手に入れたいのは魚種では無い。
結果とそれに辿り着くプロセスを大事にしながら、雄叫びを揚げる様な釣りをしたいと思っている。

赤いネクサスのスパイクシューズを買った。
ウエットはまだ先ですが、鮎タイツとスパイクシューズで安全面がだいぶアップです。
江ノ島の裏磯と三浦の地磯位でしか磯での釣りはしたことなく、本格的な磯は初心者の自分ですが、イメトレは十分すぎる位出来ては居ます。
夏が終わるまでにヒラスズキを交えたドラマに出会えるかどうかチャレンジを開始する事にしました。


5月26日
中途半端では無く、やるならガッツリと!
深夜に1人家を出て南へ、南へ!
昔、ロードレースに夢中だった頃は週末の度に4号線を北へ北へと車を走らせ、サーキットへ7~9時間掛けて向かった物だが、それに比べれば伊豆の南方面など近い物ではある。

しかし、連日の釣行の疲れから深夜を廻ると睡魔が襲ってきて・・・
セブンイレブンへ緊急ピットイン!
そのまま1時間半程度休息を取る。

目覚ましを掛けた訳ではなかったが、なんとか目が覚めてくれた。
ぼっとしながらも、なんとか朝まで寝続けて仕舞わずには済んだ。
貴重な完全なお休みは週に一度しか無く、遠距離遠征が出来るチャンスはこれを逃すと又一週間後になってしまう。
海況がどうであれ、フィールドに立たなければ何も始まらない。
目が覚めて良かった。
コンビニでおにぎりとお茶を買って、再び南へと向かう。

仙台に比べれば近いとはいえ、やはり南方面は遠かった。
石廊崎を過ぎ、何ヶ所か予定していた漁港廻りをチェックしてまわるが今一ピンと来ない。
思ったよりも観光客も居たりして、朝マズメを打つ気にはなれない。

刻々と時間が過ぎては行くが、ポイントに関する前情報が余りにも少なく、南端周辺でのエントリーは無理なので諦めた。
もっと戻って河口絡みを無難に打とうかとも思ったのだが、キャッチに至りそうな気もせず、それに眠い中折角はるばる来た南方面で海に出たかった。
時間は既に4時に近くなっていた。
エントリーが遅れたせいでもうすぐ明るく成る
どうするかだいぶ悩んだが、最終的に関さんと話していた岬へ単独でエントリーしてみる事にした。
”ダメでも、思った最大限の事をする。其処にはきっと後悔は無いから”

駐車ポイントに入り、目的の岬へと山道を歩く。
鳥が囀る遊歩道はとても気持ちが良かった。
この時点で、釣れる釣れないに関わらず、今回の釣りの目的は達成出来た。
鮎タイツもスパイクシューズも初めて使用した物とは思えない程体にマッチして居て、山道も快適にこなせた。
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急な傾斜面を無理矢理降りて磯際にエントリー。
空は青く、海も青かった。
凪ぎった海面には綺麗に潮目が広がって居て、釣りをするには最高のシチュエーションを醸し出していた。
しかし、今回のターゲットはヒラスズキ。
かなり彼方此方で出てはいる様だが、やはりうねりが入らないと実績ポイントでも出ては居ないそうだ・・・
かすかに出ている根際のサラシを見ながら”根際をタイトに狙うしか無いか・・・”と厳しい状況を感じずには居られなかった。
はるばる山越えてエントリーしたのだから小さくてもまずは1本。
心に刻みながら探って行った。

いつからなのか?どこからなのか?自分はキャスティングしながら何時もキョロキョロ海を見渡している。
根際を攻めながらも彼方此方を眺めて居ると、沖合い100m地点でボイルを発見!
サバ?
スズキ?
磯際でヒラの反応は無く、オープンスペースで打っていても回遊して来るとも思えない厳しい状況下で魚を見れるチャンスが来た。

沖根を打つ為に持ち込んだ青龍30gとムーチョルチア45gから青龍をチョイス、セットする。

ルアーを変えている間にボイルは沈んだ。
しかし周辺に居るはずと、ボイルポイントめがけてロングキャスト!
テロテロと表層をまくがバイトは無い。

中間地点までまいた頃、今度は左90度方向、約100m地点で再びボイル。
ルアーを高速回収して、ボイルポイントにめがけて投げるが、飛距離が足りず微妙に手前に落ちた。
距離が足りないか?45gに交換するべきか?
そんな事を考えながらテロテロとまいて来ると、ロッドからチェイスを感じ、そして強烈なバイトが来た。

合わせを入れると一発でフックアップ成功。
強烈な引き込みを見せる。
ロッドは軋みながら悲鳴を上げて、フルロックに近い状態のドラグが滑っていく。
さば?

大きな幅で頭を振っているのを感じながらも、ロッドで絶えて寄せて来る事は出来た。
”根をかわす為に浮かさなければ!”とロッドを立ててそれを試みるが、なかなか表層に出てはくれない。
それどころかフックが1つ外れた手応えが・・・・。
”まずいな~”
何年か前に江ノ島裏磯でかなりの大物を浮かす事が出来無いうちにも関わらず、ただ寄せたせいでラインブレイクした事が有った。
”それだけは避けたい”
寄せれば寄せる程、メインラインはやばい角度に成っていく。
そして、ついに根に擦れている感触がロッドから伝わって来た。

迷いはなかった。
スプールを起こし、ラインをフリーにして魚を走らせた。
沖に走ると思ったのは期待でしか無く、自由になった魚は縦へ縦へと潜って行った。
期待と違う行動に焦ってスプールを戻したが、運は味方をしてくれた。
ほんの少しだけ沖側に潜ったのか、目視で30cm程根をかわした様に見えた。

チャンスを見逃さない様に、此処からはパワーファイトで一気に浮かせた。
見えてきたのは大きなサバ?

スリットに誘導して良い波を待つが、凪って居て上下するだけで陸に揚げれない。
どうやらサバではなくブリ系の魚の様で太っているので抜き上げは厳しそうだ・・・
上下しているうちにアシストが一本外れた。
残りはテールのST46の6番フックのみ・・・

”迷っているととられる!”と思った瞬間セットで波が入って来た。
チャンス!到来。
リーダーを一気に引き上げ、波頭から魚を陸に抜き揚げた。
でっぷりとした魚体が目の前を飛んで陸に揚がった。
そして、その瞬間、フックは外れた。
”見事な魚体だ!”
どう見ても簡単に手には出来ないであろうと思われるその魚は80cm,5.6kgの立派な物だった。
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やはり自分にも少しは魚運があるのかもしれない。
ヒラをキャッチするには厳しい状況だったが、魚を拝む事は出来た。
リリースしてヒラを続行する事も考えたが、それは止めた。
地名もよく判っていない様な初場所でヒラでは無いが結果は残せ、それだけでも今回は十分だろうと思えた。
チャンスを恵んでくれた自然に感謝した。
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喜びは後から沸いてくる。
帰り道も眠く成らずに済んだ。
又、再び訪れようと思う。
うねりが入りサラシからヒラが飛び出してくるのを目にしたい物だ。
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by uniglobe1 | 2009-05-26 18:02 | 釣り
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